ウサギは後退せず、大きな耳で情報集めをする事に験を担ぎ、古来より日本では鎧などにウサギの図柄を取り入れてきたらしい。

うさブロ

ぼっちなうさぎのセキュリティラボ

当たり前のことを当たり前のようにする 〜CODE BLUE Hack-a-Tronに参加して〜

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先月20日、21日とCODE BLUEというイベントが開催されていました。セキュリティに関するイベントなんで是非参加したいなぁっと思っていたのですが、高いw なんたって早期割引でも税込41,040円、当日料金に至っては75,600円!まず、無理・・・。

そんなわけで最初から興味を持ちつつも何も気にすることなく過ごしていたらTLにこんなものが・・・

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なに?

PCをハックする競技?

参加費無料!?

無料でビールを含むドリンク提供予定!?

とりあえず、登録だけしてみようかなw

コンテストのページを見てビックリですよ。

このコンテストでは、リアルタイムで皆様の攻撃の様子(ログ)を出力します(たまに大スクリーンに投影されます)。MCには上野宣氏をお迎えして、コメンテータと実況解説を行う他、コスプレコンパニオンがいます。ご来場の皆様には、挑戦者以外にも無料でお飲み物(ビール、ソフトドリンク)等をお配りする、新しいハッキングコンテストです。

賞金/賞品
賞品として、空撮可能なドローン(1万円程度)を参加者全員にプレゼントします。

コスプレコンパニオン!?

空撮可能なドローン(1万円程度)を参加者全員にプレゼントします。

なんなのこのイベント?絶対に採算取れないよね・・・。でも、コスプレコンパニオンがいて、ビールが飲めて、ドローンがもらえるなら参加してみよう!仕事休んでも参加だ!!

 

と、いうわけで10月20日を迎えて参加してきましたw

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午前10時30分頃の写真ですw ちゃんとビールもらえた!

 

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この席からニコ生に放送されていました。

 

 可愛いコスプレイヤーさんにも会えた!

 

とりあえず・・・当初の目標は達成したw

あとは、経験値稼ぎ程度に競技に参加して見事に散って帰ろうw

 

1日目の競技内容は、

競技参加者は自身のコンピュータを使って挑戦する個人戦です。Full Pursuitと呼ばれるカーネルの動きまで詳細に出力するロギングツール(※攻撃を防ぐような動作はしません)が入った4台のコンピュータが標的です。(尚、FULL PURSUITは警察庁に導入されています。)スイッチとLANケーブル(カテゴリ5e)は提供されます。競技参加者は自身のコンピュータとその他のデバイスを自由に使えます。競技は1時間の中でどれだけ多くの得点を獲得するかを競います。2回目にも連続出場OKです(同一端末を手配します)。

下記の攻撃は得点としてカウントします(2度めの同様の攻撃はカウントしません):
- スクリプトプロセスを用いた外部通信
- 管理者権限でのコマンド実行
- Windowsフォルダへのファイルの書き込み
- リモートデスクトップの有効化
- DEPのキャンセル
- 他のユーザメモリのエクスプロイト
- 他のシステムメモリを止める or エクスプロイト
- IDT (Interrupt Descriptor Table)の改ざん
- MBRの書き換え

競技ルール
競技の対象コンピュータの設定は下記の通り
-Toshiba Satellite Pro S750 Seriesに、コンテスト仕様のFull Pursuit(ロギングツール)、Windows 7 Professional 64bit SP1, Office 2010, Chrome, Firefox, Safari, Acrobat Reader, Java VM, Microsoft Security Essentials (最新版)
- 競技参加者にはゲストアカウントが与えられる

(失格につながる)違反行為
- 再起動、BSOD -- そこで即刻ゲームオーバー
- あらゆるデバイスの意図的な物理的破壊は失格となる
- OSの論理的破壊(起動しない)は失格となる

というルール。

 

とりあえず、競技開始して思った。最新版になっているWindows 7って思ったより強いね(T . T)

外からの通信は受け付けないし、当然、対策してないペイロードは速攻で処理されるし・・・。どうしましょうって感じでした。そんな中、実況では「もう何ポイントか取られてますね」「既に管理者権限を取得しているかもしれません」なんて煽るから焦る焦る。

単純に脆弱性なんてものは残っていなそうだし、なんかプログラムを動かしてメモリに割り込むなんて高等技術は持ち合わせてないので、まずはなんとかして持ち込んだPC上で動かしているKali Linuxと接続させようと考えた。

ルールでは、PCの接続も許可されいるし、USBの接続も禁止されていないので「Veil-Evasion」でペイロードを作成して、USBで対象端末にコピーして実行。難読化したペイロードを実行して、Metaplitorを動かして見た。

github.com

 

MetaplitorからMSE殺したり、指定されたファイルを実行したり、とりあえずnotepad.exeにインジェクションして見たりとやれることやって見たけど結局管理者権限は取れなかった(T . T)

 

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だいぶ嫌になり始めていた頃のスクリーンショットw

 

指定されたポイントは、ほとんど取ることができなかったけど楽しく競技することができたし、新しい気付きも得ることができたから、参加してよかったと思う。

 

今回思ったことだが、パッチ当ててを最新版にする行為は、当たり前の事だけど結構後回しにされがち。確かにダウンロードに時間がかかったり、再起動を求められたりで面倒臭いけど、最新版にして脆弱性を無くしておくだけで攻撃者としては結構、躊躇しちゃうと思う。それに、仮にペイロードバックドア)を埋め込まれてしまっても管理者権限を簡単に奪取されるわけではないと思う。(色々と条件もあると思うけど、今回みたいな場合はという事で)

よく言われる事だけど「当たり前のことを当たり前のようにする」というのは難しいけど大事だと今回見にしみてわかった。セキュリティに携わるものとして、お金かけなくても最低限の労力で、結構効果あるセキュリティとして「常に最新の状態にしておく」ことを推進したいです。

 

最後に・・・

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ドローンは、美味しくいただきましたw

F.TRONさんありがとうございました!